Monday, December 23, 2024 14:34

あずみーの機材自慢

8月 30th, 2008

 さて、ドラムは録れたので次は各自パートの録音です。
 今回はDFWギターリストのあずみーから機材自慢も兼ねたレコーディング報告です。
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 Guitarの録音は島ちゃんに送られてきたD3200のデーターに重ねます。。

 Gutar本体はスタジオでも使っているsuhrROB JOHNSONモデルです。

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 まず歪み系ですがフロアー型tc.electronicsGsystemでコンプとEQをかけます。主な仕事は多くのエフェクタのLOOPです。LOOP1のSENDRITURNにてTONEBONEHOTBRITISHをかまして歪ませ、BOSSGT-5でアンプシュミレートをかけます。ノイズがすごいのでHUSHⅡでノイズフィルターをかけます。

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 outからEventideECLIPSでコーラス、リバーブ、ディレイをかけます。ここで注意としては曲にあわせてディレイタイムを合わせる事です。

 クリアー系はGsystemLOOP3からt.c.Gforceでコーラス・リバーブを掛けます。音は昔からハーフトーンのパキパキした音が好きですね。

 エフェクツの設定はまた次の機会に紹介します。

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 歪み系、クリアー計それぞれD3200の違ったチャンネルのL/Rで録音し、MIXの時にお好みで選択してもらいます。


 苦労しているのは、歪み系をアナログで使っているのでノイズが凄い状態になっている事です。HUSHⅡである程度取れますが、アースが悪いので人体アースをとっています。(写真参考)フォノプラグにテープで銅線を貼り付けそれを太ももに挟んで人体に落とします。気持ちジリジリノイズが取れます。しかし太ももがビリビリして痛いのが欠点です。(刺激を受けながら演ってる訳ね。)
 

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という事で機材自慢ですが、また詳細は紹介しますので宜しくです。

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。。。あー、あずみーまだSPX持ってるぅ。物保ちいいなぁ。これのゲートリバーブをドラムにかけるの好きなんだよなぁ。今度MIXで使わせてもらおうっと。
ノイズ対策大変そうです。。”太ももアース”、危ないのでよい子はくれぐれも真似しちゃ駄目ですよ。
つづく

初のバンド録音会(4)反省編

8月 30th, 2008

 レコーディングの反省です。
 まず、考えれば当たり前のことですが、レコーディングに望む際はしっかり練習しなきゃです。特に今回は慣れていない新曲を選んだのが失敗でした。次回はみっちりバンド練習の機会を作ってからレコーディングに望むこととします。
 次に、今回ドラムのみのレコーディング時間を設けたことは良かったのですが、その間に待っているメンバーは、待っているだけでも疲れるということが判明しました。次はドラム録りだけの日を設けることにします。
 マイクですが、トップのコンデンサマイクの音は私の予想を超えてきれいでした。さすが21世紀の機材です(しつこいって?)!しかし、スネアに当てたSM58の音はいまいちで、MIXでは使えないと感じました。SM57、買っちゃおうかなぁ。。。
 HDD MTRが振動に弱いというのはよくわかりました。ドラムの真正面はNGです。ちょっと斜めでなるべく遠くにするべきですね。
 ドラム録りでヘッドフォンからクリックを聴いて叩いてもらったのですが、iPod用のイヤフォンを使用してもらったところ、叩いている間にヘッドフォンが落ちそうで気になったとのこと。イヤフォンだと生音もそれなりに聴けて良いかな、と思いましたが次回はちゃんとしたヘッドフォンで試してみることにします。

 さぁ、なんだかんだあってドラム録りが満足のいく状態ではありませんが、とにかく今の自分たちの実力のまま形にしちゃいましょう。次はドラム以外のパートを各自の家で録音です。
つづく

初のバンド録音会(3)

8月 29th, 2008

 Take1ではメンバ全員がアンプから流されるクリックを聴いて演奏するのですが、練習が十分でない新曲を選んだことが災いし、演奏がクリックに合いません。そりゃ初めてクリック君と演奏するのですから、しかもこの曲は変態な変拍子が含まれていたりで、一発で合うわけないよなーorz。。。
 でもまだスタジオの残り時間は3時間もあるので、とにかく録ってしまおー(-o-;)/
 Take3でクリックを外した演奏を録ったときにまた事故が。クリックという拘束具が外れたドラムが勢いよく叩くことで、そのすんげー振動がドラム真正面に鎮座していたMTRを直撃、"write err"で演奏中に止まってしまったのです。そういえば、マニュアルにそんなこと書いてあったっけなー。HDDのMTRは鎮座の位置もちょっと考えなきゃいけないことを学びました。
 そうこうやっているうちに、1曲目は19:30に5テイクをやり終えました。慣れないメンバーは私も含め既にクタクタ。小休止をとり、さらにハードな2曲目に。これは1曲目以上にクリックに合いません。ドラム録りは、パーツを分けて録りましたがそれでもなかなか大事なところが決まりません。そうこうしているうちに19:40に。エンディングのOKテークも録れないまま2曲目は打ち止め。また今度とりなおしますよトホホ。。。3曲目はないガッツを振り絞って予定時間で終了、何とか時間通りスタジオを後にしました。メンバのみなさん本当におつかれちゃん。

つづく

初のバンド録音会(2)

8月 28th, 2008

  レコーディングの日は、スタジオとレンタルマイクは4時間押さえました。短い時間なので、進行をスムーズに進めるために段取りを決めてあらかじめメンバーに連絡しておきました。

17:00-18:00:セッティング、音合わせ
18:00-18:40:Forward the Sun レコーディング
  Take1:全員 クリック付き リハーサル
  Take2:全員 クリック付き リハーサル(Take4,5のドラムガイド用に録音)
  Take3:全員 クリックなし 本番
  Take4:ドラムパートのみ(ヘッドフォンでガイドを聴きながら)
  Take5:ドラムパートのみ(ヘッドフォンでガイドを聴きながら)
18:40-18:50:小休止
18:50-19:30:Overwork
  要領は上と同じ
19:30-19:40:小休止
19:40-20:20:Festa
  要領は上と同じ
20:30-21:00:撤収

 Take1,2のクリックはアンプからかんかん鳴らしてみんなで合わせます。ここで録ったドラム・ギターの素材は必ずクリックがかぶるので作品としては使い物になりませんが、これを元にドラム録りをTake4,5で行い、スタジオを出てから各パートは自宅で差し替えを行う企みです。

 さて、メンバーは時間通りに揃い、セッティングも10分前倒しで終わりました。これから録音となるのですが、思いもよらない問題が起きてしまうのです。

つづく

初のバンド録音会(1)

8月 26th, 2008

 いよいよバンドでの録音です。まずは機材の話から。録音で大事なマイクはあらかたスタジオからのレンタルです。いつも利用しているスタジオはドラムレコーディング用のマイクセットの貸し出しがありますので、それを利用しました。
http://www.cloud-9-studio.com/rec01.html

 マイクはオーバーヘッドにRODE NT-5×2、バスドラにはAUDIO TECHNICAのATM25×1、スネアにはスタジオ常備のSHORE SM58×1の計4本、ギターはアンプにSHORE SM58を1本、ベースはラインでMTRに引きます。マイクレンタルセットにはTAM用のマイクが3本もありましたが、セットして試す時間がないだろうということで断念しました。キーボードは、スタジオのアンプミキサーに入れた後にAUX OUTからMTRに引き入れるという技で、アンプで音を出しながらもMTRに録音する方式をとりました。さらにMTRのクリックはMTR AUX OUTからスタジオのアンプミキサーに、シンセガイドはMTRのMIX OUTからスタジオのアンプミキサーに。。。もうほとんど蜘蛛の巣です。もっとシンプルにできないものかちょっと悩みました。

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セッティングの図その1:MTRは中央に、ベースはエフェクタのステレオラインアウトの片方から直接とりました。

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セッティングの図その2:ギターアンプにマイクを当ててMTRに入れてます。

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セッティングの図その3:ドラムはマイク4本、位置が大事なのはわかっちゃいますがあまりこだわる時間がないので適当です。レンタルマイクセットにはTAM用が3つもありますが、これも時間の関係でカット。。。

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セッティングの図4:私のブースはMTRメイン、キーボードはあさっての方向を向いて演奏です。

つつく

レコーディング準備(2)

8月 25th, 2008

 バンドでレコーディングするにもいろいろ方法があります。ドラムから1パートづつ録る、バンドで一発録音するetc…悩んだあげく、今回はいろんな情報を参考に、バンドでまずガイドとなる演奏をクリックを聞きながら一発録りをして、その後1パートづつガイド演奏を聴きながら丁寧にパートを差し替えていく方法を試してみることにしました。
 やはり今から録るなら新曲を録りたい、ということでまだライブでご披露したことのないあずみーの「Forward The Sun」と私の「Overwork」、さらに一昨年できたばかりの新?曲「Festa」の3曲を選択しました。バンドのメンバーには練習するよう伝えた上で、MTRには(念のため)シンセの全パートガイドとクリックガイドを入れました。丁度お正月休み、妻の実家では時間がたくさんあるので、畳部屋を占拠させていただき、黙々とMTRに向かい録音するのでした。

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妻の実家の畳部屋を占拠させていただいた、の図

つづく

レコーディング準備(1)

8月 24th, 2008

 今回のレコーディングはそれなりにきれいな作品を、ということでまずは勉強することにしました。特に昔バンドの1発録りをした際に、どうもドラムの録音がイメージ通りに行かなかったのが気になり、プロが実際に録っているのだから何か秘密があるに違いない、と。
 参考にさせていただいた本やブログを紹介させていただきます。これらには本当に助かりました。ありがとうございました!

◆Let's! めちゃ録れ☆マイ・ソング 僕らの曲を今日からバンド録音&自宅録音!(CD付) (リットーミュージック・ムック サンレコ・ビギナーズ・ムック) (ムック)

 マンガが入っていて、ハンドレコーダで一発録りするところから、MTRで多重録音するところまで一通り入っています。記事に連動したCDがあり、ドラム録りの記事など本当に参考となりました。
 記事には、自分たちの演奏は録って聴いてフィードバックかけて上達する、とあります。あーこのサイクルが私のバンドにはすっかり抜けていましたよ。録るのはライブの時くらいで、それを聞いてそのときだけは反省するのですが。。。きっとこのレコーディングはこの意味でもバンド上達のきっかけになるに違いない、そう信じます。

◆音を大きくする本 (Stylenote Nowbooks (3)) (単行本(ソフトカバー))

 きっと録った後に加工をしないと、イメージの音ができないのではないかという推測の元、期待半分興味半分で買ってみましたが、予想を大きくずれて(超えて)役に立ちました。特にコンプ・リミッター・イコライザー。。。私に欠けていた知識を補ってくれ非常に助かりました。お恥ずかしいことに、この本を読むまでイコライザーは削る方向に使うべき、とかが理解できなかったものですから。
 
◆植田尚樹のブログってる場合か?
 姫路在住のミュージシャンです。実践、バンドレコーディングという連載が参考になりました。ドラムの音は、鳴らしている段階でいい音でないといい音で録れない、というジャングルの掟に目から鱗です。レコーディングは、私のドラム音に対する変なこだわりを捨てて取り組むことができました。いい音ではなく、いい音楽を。

つづく

さぁ、録ってみよう!

8月 18th, 2008

 まずはD1600のデータバックアップCDをD3200で読み込んでみたところ、音のデータはすんなり入ったのですが、テンポデータやエフェクトデータはさすがにNGのようでした。あずみーには既に新曲のD1600データを送ってしまいましたが、テンポデータが移行できないとなると、小節数でロケートできないのでこれは不便でしょう。彼には送り直しします。
 次に、いちからデモを録ってみました。まずはソングの作成です。16bit/24bit、44khz/48khzの選択があります。今回は16bit/48khzと16bit/44khzの2種類で試してみましたが、私の耳では違いがわかりません。きっと24bitにしても私に違いがわからないでしょう。
 私がデモテープを作る際は、まずシンセでほとんどのパートの打ち込みを済ませてから、1パートづつMTRのトラックに入れていき、最後にトータルのエフェクト・音量を調整して仕上げます。シンセで打ち込んだもので完成でも良いのですが、そうするとシンセの音色毎にかけるエフェクトの数が限られてしまいます。この1パートづつ録る際に重要なのが、MTRとの同期です。D3200でまずテンポトラックの枠組みを組み立ててから、MTRをマスタ-シンセをスレーブにして同期をとります。リタルダンドなどテンポが動く場合は、音を録る前にシンセをマスタにして、テンポだけ先にD3200に記録します。今回試してみましたが、曲の途中からリタルダンドの部分のみ記録しようとすると、なぜかD3200側が動いてくれませんでした。仕方がないので、曲の頭からテンポ記録を試したところうまくできました。なんでだろ~♪(古…)
 さらに、カセットテープで残っている古い音源を取り込んでCDに焼く、ということをやってみました。一度すべての曲を一度に取り込み、ノーマライズをかけ、ノイズ除去のエフェクトを試し、さらに曲の間にマークを付けてからCDプロジェクトでCDに焼く、というプロセスです。ノイズ除去のエフェクトは、小さな観客の拍手音などで変な音になったりしますが、それ以外はそれなりにノイズを消すことができるので、ちょっとびっくりです。さすが21世紀のMTRは違います!曲間はマークを付けるだけですむ、というところはD1600ではできなかった芸当です。今後ライブ音源をCDに落とす際、楽できそうです。
 ということで一通り試してみましたが、ずいぶんD1600より進化した印象をもちました。これまでなじんでいたタッチパネルがない、というのが一番の心配でしたが、16本のマトリクスノブはそれを補って余りあるほどの利便性を提供してくれます。アルバムCDプロジェクトはCD制作の多くのストレスから私を解放してくれました。そして無駄と思ったトラック数は、今後のバンドレコーディングでとても貴重なリソースとなりました。
 さて、これからバンドレコーディングに向けての準備です。

つづく 

KORG D3200購入

8月 17th, 2008

 。。。前回は、あずみーに負けじとボーナスでKORG D3200を購入したとこまででしたね。中古でD3200とデータ互換があるD16XDがD3200より安く出品されていたいのですが、あの大きさはもはや我が家に収まりませぬ。浮気はせずにD3200を選びました。
 家に持ち帰り、D1600と並べてみます。大きい。タッチパネルがない。液晶が小さい。16トラックですらフルに使ったことないのに、32トラックって私には無駄に多い。。。いや、こんなことで負けてたまるか。もう買っちゃったのだから、早く慣れなきゃ!ということで、新曲の録りなおしやカセットテープ音源のCD移行などをいろいろ試しながら機材の使い方を勉強することにしました。

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D3200とD1600。D3200のほうが幅もでかい。ディスプレイはD1600の方が大きく、タッチパネル式となっている。フェーダーの長さもD1600の方が14mmほど長い。私は慣れてしまったので、別にディスプレイが小さかろうがタッチパネルでなかろうがフェーダーが短かろうが、作業に支障はありません。ただ、2つのトラックを1つのフェーダーで共用するというのは、どうもまだまだ慣れませぬ。。。

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D1600の入出力。INが8系統で4つはファンタム電源つきバランス端子。AUX出力は1つ。SCSIデバイスの接続端子!!まぁ私には十分でした。

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D3200の入出力。INが12系統で8つもファンタム電源つきバランス端子。上面にあるところが使いやすい反面、ほこりがたまりやすそう。AUX出力は2つ!!これが後に重宝しました。

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D3200の入出力(裏面)。USB端子あり。PCと接続し、バックアップデータや音データの転送が直接可能。USB通信をONにすると、MTRの操作は何も行えない。いや、そのスペックで私は十分です。
つづく

あすみーがKORG D3200を買った!

8月 16th, 2008

 バンドのギター担当あずみーは、本当は私に負けず劣らずの機材好きだと思います。一時期は毎年のように統合型のマルチエフェクターを買い換えてはお蔵入りにしていたりしていました。私が機材をKORG TRITONに変えた時にも、「これではキーボードに音で負けてしまう」といってギターを新調したりもしていました(新機材は確かにすげー音の存在感あります)。
 そんなあずみーからある日、「新曲楽しみにしています。MTRで録音したらデーター送ってください。私もKORGのMTRを買ったので」とのメールが届きました。この時期のKORGのMTRって、もしや。。。思った通り、KORG D3200です。その頃私はKORGの世代前の機材であるD1600を使用していました。この機材には大きさ、デザイン以外はまだまだ次の機材に買い換えるほどの不満はなかったのですが、彼には機材で負ける??訳にはいきません。ボーナスが出るや否や(以下略)。。。
つづく