Friday, May 17, 2024 08:13

Archive for the ‘機材’ Category

さぁ、録ってみよう!

月曜日, 8月 18th, 2008

 まずはD1600のデータバックアップCDをD3200で読み込んでみたところ、音のデータはすんなり入ったのですが、テンポデータやエフェクトデータはさすがにNGのようでした。あずみーには既に新曲のD1600データを送ってしまいましたが、テンポデータが移行できないとなると、小節数でロケートできないのでこれは不便でしょう。彼には送り直しします。
 次に、いちからデモを録ってみました。まずはソングの作成です。16bit/24bit、44khz/48khzの選択があります。今回は16bit/48khzと16bit/44khzの2種類で試してみましたが、私の耳では違いがわかりません。きっと24bitにしても私に違いがわからないでしょう。
 私がデモテープを作る際は、まずシンセでほとんどのパートの打ち込みを済ませてから、1パートづつMTRのトラックに入れていき、最後にトータルのエフェクト・音量を調整して仕上げます。シンセで打ち込んだもので完成でも良いのですが、そうするとシンセの音色毎にかけるエフェクトの数が限られてしまいます。この1パートづつ録る際に重要なのが、MTRとの同期です。D3200でまずテンポトラックの枠組みを組み立ててから、MTRをマスタ-シンセをスレーブにして同期をとります。リタルダンドなどテンポが動く場合は、音を録る前にシンセをマスタにして、テンポだけ先にD3200に記録します。今回試してみましたが、曲の途中からリタルダンドの部分のみ記録しようとすると、なぜかD3200側が動いてくれませんでした。仕方がないので、曲の頭からテンポ記録を試したところうまくできました。なんでだろ~♪(古…)
 さらに、カセットテープで残っている古い音源を取り込んでCDに焼く、ということをやってみました。一度すべての曲を一度に取り込み、ノーマライズをかけ、ノイズ除去のエフェクトを試し、さらに曲の間にマークを付けてからCDプロジェクトでCDに焼く、というプロセスです。ノイズ除去のエフェクトは、小さな観客の拍手音などで変な音になったりしますが、それ以外はそれなりにノイズを消すことができるので、ちょっとびっくりです。さすが21世紀のMTRは違います!曲間はマークを付けるだけですむ、というところはD1600ではできなかった芸当です。今後ライブ音源をCDに落とす際、楽できそうです。
 ということで一通り試してみましたが、ずいぶんD1600より進化した印象をもちました。これまでなじんでいたタッチパネルがない、というのが一番の心配でしたが、16本のマトリクスノブはそれを補って余りあるほどの利便性を提供してくれます。アルバムCDプロジェクトはCD制作の多くのストレスから私を解放してくれました。そして無駄と思ったトラック数は、今後のバンドレコーディングでとても貴重なリソースとなりました。
 さて、これからバンドレコーディングに向けての準備です。

つづく 

KORG D3200購入

日曜日, 8月 17th, 2008

 。。。前回は、あずみーに負けじとボーナスでKORG D3200を購入したとこまででしたね。中古でD3200とデータ互換があるD16XDがD3200より安く出品されていたいのですが、あの大きさはもはや我が家に収まりませぬ。浮気はせずにD3200を選びました。
 家に持ち帰り、D1600と並べてみます。大きい。タッチパネルがない。液晶が小さい。16トラックですらフルに使ったことないのに、32トラックって私には無駄に多い。。。いや、こんなことで負けてたまるか。もう買っちゃったのだから、早く慣れなきゃ!ということで、新曲の録りなおしやカセットテープ音源のCD移行などをいろいろ試しながら機材の使い方を勉強することにしました。

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D3200とD1600。D3200のほうが幅もでかい。ディスプレイはD1600の方が大きく、タッチパネル式となっている。フェーダーの長さもD1600の方が14mmほど長い。私は慣れてしまったので、別にディスプレイが小さかろうがタッチパネルでなかろうがフェーダーが短かろうが、作業に支障はありません。ただ、2つのトラックを1つのフェーダーで共用するというのは、どうもまだまだ慣れませぬ。。。

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D1600の入出力。INが8系統で4つはファンタム電源つきバランス端子。AUX出力は1つ。SCSIデバイスの接続端子!!まぁ私には十分でした。

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D3200の入出力。INが12系統で8つもファンタム電源つきバランス端子。上面にあるところが使いやすい反面、ほこりがたまりやすそう。AUX出力は2つ!!これが後に重宝しました。

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D3200の入出力(裏面)。USB端子あり。PCと接続し、バックアップデータや音データの転送が直接可能。USB通信をONにすると、MTRの操作は何も行えない。いや、そのスペックで私は十分です。
つづく

あすみーがKORG D3200を買った!

土曜日, 8月 16th, 2008

 バンドのギター担当あずみーは、本当は私に負けず劣らずの機材好きだと思います。一時期は毎年のように統合型のマルチエフェクターを買い換えてはお蔵入りにしていたりしていました。私が機材をKORG TRITONに変えた時にも、「これではキーボードに音で負けてしまう」といってギターを新調したりもしていました(新機材は確かにすげー音の存在感あります)。
 そんなあずみーからある日、「新曲楽しみにしています。MTRで録音したらデーター送ってください。私もKORGのMTRを買ったので」とのメールが届きました。この時期のKORGのMTRって、もしや。。。思った通り、KORG D3200です。その頃私はKORGの世代前の機材であるD1600を使用していました。この機材には大きさ、デザイン以外はまだまだ次の機材に買い換えるほどの不満はなかったのですが、彼には機材で負ける??訳にはいきません。ボーナスが出るや否や(以下略)。。。
つづく