。。。ちょっと間が空いてしまいましたが、まだネタが残っていますので続けます。今回は、トップのマイクのお話。CLOUD9さんでは、RODEのNT5という2本でセットの超高性能コンデンサマイクをお借りすることができます。とてもクリアで良い音が録れるこのマイク、稲田先生はこのようにマイキングされました。
私はこれまで、本や雑誌でセッティングされているのを見た記憶を頼りに、2本のマイクの間を離して真下に設置していましたが、今回は2本のマイクを交差するように、しかも外向きです。
ドラム全体を録る目的で立てたトップのマイク2本を、MIXの際にパンでLRに振る場合、そのマイクの離れた間隔が聞く人の”頭の大きさ”になる、という説明です。おもいっきりドラムをLRに広げて音像を埋めたいのならば、この写真のように自分の頭の大きさに合わせて、マイクを外側に向ける。私がこれまでやっていたように、2本のマイクを離してしまうということは、音像的には自分の頭と同じ大きさのドラムセットがたたかれている様子を聞くような感じになる、すなわち、中央でまとまった形の音になるということです。後から、左右にいろんな音を貼り付けるつもりならばあまりドラム音を広げない方が良いかも知れませんね。でも、あの左右に広がるマイキング、次回試してみようかなっと。
つづく