Sunday, December 22, 2024 03:04

Archive for the ‘レコーディング’ Category

「Festa」リベンジ

土曜日, 3月 21st, 2009

てなわけで、ドラムのマイク9本録り、ベースの2ch録り成果の第一弾です。
特にドラムのタム回しは、ドラマーが片手にスティック2本で豪快に叩いています。あの豪快さで、さすがに曲通しては叩けないので、細切れで録音しましたが。。。ライブじゃ無理、か。
では、お聴きくださいまし。
http://musictrack.jp/musics/6868
つづく

ベースのライン+マイク録り

金曜日, 3月 20th, 2009

ベースの増やんが、Webで記事を見つけたのでしょう。ベース録りでいつものライン+ベースアンプのマイクの2chをMIXするのをやってみたい!と言うものですから、今回はベース録りでリハーサルスタジオに入りました。

0903_B2CH1.jpg


0903_B2H2.jpg


こんな感じのセッティングです。ドラム録りに比べればセッティングは楽です。

0903_B2CH3.jpg


MTRとは近い距離で。
下のデータは、ライン、マイク、ライン+マイクと順に入っています。ライン録りのクリアな輪郭に、マイク録りの低音が効いた暖かな音を足す、という感じですね。これは試して正解だと思います。
BASSW_MT.mp3
つづく

マイク9本録りしたドラムの処理

木曜日, 3月 19th, 2009

先日マイク9本で録音したドラムのデータです。さて、どう処理したら良いものやら。。。
問題点は2つ
・ノイズ処理。さすがにマイク9本も立てると静かな時にはちょっと気になります。
・D3200のインサートエフェクトは8chまで。9トラックだとインサートエフェクトが足りない。
 
まずノイズ処理ですが、BD,SD,TAMのオンマイクについては、ゲートエフェクトでターゲットの太鼓が鳴っているとき以外の音(ノイズと他の太鼓のかぶり)を消すことにしました。また、そのゲートエフェクトを通すついでに、オーバーヘッド+TAM×3+HHのトラックはステレオ2トラックに、SDの表裏も1トラックにまとめることにしました。
これでドラムはいつもの4トラックに!インサートエフェクトもこれまで通りの割り振りで使えます!さらに、ゲートを通した後にインサートのコンプをかけると、音が締まった感じがします。
下のデータは、これまで通りBD、SD、オーバーヘッド(ステレオ)でゲートをかけない場合、9トラックでゲートをかけた場合、と続けて入れました。耳で比較してみてください。
DRW___MT.mp3
つづく

ドラム録りマイク9本!

木曜日, 2月 12th, 2009

 ドラムのレコーディングは今年初です。あけましておめでとうございます。
 もう今回でドラム録りは4回目。毎回、新たな課題を設けてやってきましたが、今回はマイク9本でやろう、という試練を自分に科してみました。
 前回バスドラに2つマイク使いましたが、ここは今回は1本で。ただし、しっかりミュートをして「バスッ」という音で録れるように、太鼓の中に毛布をしっかり押し込んでみました。
 スネアは前回同様、表と裏に一本づつ。ただし、マイクは両方SM57、上下シンメトリックに配置です。下は鉄線からすこしずらした位置にポイントを当ててみました。
 オーバートップはいつものRODE NT-5で。なるべく近くで大きく外側に向けてみようかと思いましたが、どうもスタンドさばきがへたくそでうまく出来ませんでした。
 新たに付けたのが、TOM計3つにハイハット。TOMはパンで廻すと面白いかな、と興味半分。ハイハットは、これまでオーバートップで録っていましたが、どうしてもMIXで埋もれてしまうことがあり、他の音がかなりかぶるのは承知の上で、ぜひ試したいと思っていました。
 セッティングは45分くらいかかりました。
0902_DRMREC.jpg
 MTRはいつものKORG D3200。マイクは9つなのにマイクプリは8つ、そこで新兵器KORG TP-2で2ch足しています。
0902_DRMREC2.jpg
 もう何回もやっているせいか、手際も良く録音は順調に進み、何とか予定の3曲は録りきることができました。
 9chのドラム音のMIX。。。それを考えただけで、ちょっと後悔しちゃったりしてます。うまくいきますか、こうご期待。
つづく

モニターによる最後のチェック

月曜日, 2月 2nd, 2009

 これが大事なのですよ。。。と、ものの本に書いてある通り、今までメインのモニタスピーカーとヘッドフォンでしかチェックしていなかったマスタリング時の最後のチェックを、新たにパソコンモニターと、iPODのイヤフォンでも確認することにしたのです。
0902_SPEAKER.jpg
 メインモニタスピーカーの上にある白いやつが、PC用のスピーカ。とはいえ、BOSEの低音が良く出るやつなので、意味がないかも。ただ、音は上と下で全然違います。それぞれで聴いてどちらでも良好になるような設定をしてみました。さらに、その白いやつにイヤフォンをつないでさらに確認。そこまでやってmp3に落としたものをPC内蔵スピーカーで聴くと。。。おぉ、聴きやすい。
 既に公開済みの「Urban Scape」「Q.METALIA」で実践してみましたが、いかがでしょうか。
つづく

真空管プリアンプ

日曜日, 2月 1st, 2009

 次に導入したのが、真空管プリアンプ。ピアノの音に通すと、低音がふくよかになり艶が出るとかなんとか。ドラム録りでもRODEのコンデンサマイクと相性が良く、艶やかになるとか。オーバーロードで音を汚すのも具合が良いとか。
 去年の年末大掃除に、最近全然使わない楽器を処分、彼らを下取りにこの新兵器を導入することとしました。
 やってきたのがこれです。KORG TP-2!
0902_PREAMP.jpg
 デザインがかっこいい!青い照明が渋い!使い方が簡単そう!本当にこいつを通すだけで、音が変わるのか?試してみましたが。。。確かに艶っぽくなった、かなぁ。。。
 既に公開済みの「Urban Scape」や「Q.METALIA」であらゆる音に通してみましたが。。。もうちょっと試行錯誤してみます。
 ところで、TP-2には、デジタルアウトが付いており、これも試してみました。が、ちょっとピアノでガツンと弾くと、「ミィ」というノイズが入ってしまいます。デジタルアウトでしか出ない現象です。ただ、デジタルアウトは出力フェーダーが使えなくなり、上記の汚れ系などの技が使えなくなるので、私の環境では使うことはないでしょう。
つづく

ベースの録音について

日曜日, 1月 25th, 2009

 これまでは、ベースは楽器から何も通さず直接MTRのHiインピーダンスインプットに入れて録音しておりましたが、どうもこれでは低音ばかり録音されて、中音域以降が録音されません。どんだけEQで補正しても、他のパートとMIXした際に、「ベースが聞こえねぇ」とメンバーからも苦情が。。。出ていない音域はいくらEQで上げても何も出てこない、ということです。
 そこで、インターネットでいろいろ探してみたところ、ベース専用のダイレクトボックスが良いらしい、と多くの方のblogで出てくるので、ベーシストに勧めてみたところ、彼は買ってくれました。
EBS社のMICROBASSⅡです!
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=297%5EMICROBASSII%5E%5E
 彼が大好きなマーカスミラー氏ご愛用とのことらしい。早速試してみましたが、ミドルが出てくるわ出てくるわで、輪郭も良く出ており、最高です。これで、もうMIXでベースが聞こえねぇ、ということにはならないかと。既に公開済みの「Urban Scape」でご確認ください!
つづく

非常に手間かけました「Urban Scape」完成!

木曜日, 1月 22nd, 2009

かなり放置していましたが、作品作りは進めておりましたですとも。ようやく「Urban Scape」と「Q.METALIA」のマスタリングも終わり、本日「Urban Scape」のMySound公開にこぎ着けることができました!
http://musictrack.jp/musics/7405
ドラム録音を11月末に済ませていたのですが、12月は社会人にとっては忙しいですからねぇ。なかなかギター・ベース録りができないうちから、仮録りのままでMIXの音作りをはじめ、何度も何度も聴き直しては音を作り直し、こんな感じになりました。
この作品を通じて試したことがたくさんあるので、少しづつblogに記録しておこうと思います。
つづく

レコーディングセミナのメモ(その6)

日曜日, 12月 28th, 2008

 最後なので、書ききれなかった雑多な話を。
・録った音は、処理等ではそんなに変わらない。録音にはこだわること。ただ、そうはいっても好きなマイクや好きな楽器を好きなときに用意なんてプロでもそうはいかないので、そこにあるもので録れた音をどう生かすかを考えること。
・80年代から90年代前半の業界では、生ドラムのようだか実はサンプリングというのが非常に流行ったらしいです(生身のドラマーが叩いた音からトリガでサンプラを鳴らす手法)。こういう音が欲しい、というなら、その当時と同じ手法で録らないとその音にはなりません。
・演奏自体も大事。演奏に強弱がありすぎたり、曲を通して一定のレベルでなかったりすると、やはりその通りの音しか録れない。叩く音が弱いままだと、他の音のかぶりが相対的に大きくもなる。
・デジタル録音では、金物は名一杯のボリュームで録らないこと。どうせデジタルのボリュームで絞ることになる。デジタルボリュームは音質に関与することを理解し、なるべくボリュームをいじらなくてもバランスが取れるような録音にするのが理想。
・曲に一発だけチャイナシンバルが入るような場合、その一発のためにミキサセッティングを考えるのもあれなので、そういう場合はチャイナシンバルだけ別録りすると良い。分離も良く、強調感を出しやすい。
・ドラム録音時のドラムセットは、なるべく壁に真正面に向かい合わない方が良い。壁同士で共鳴する場合があるため。可能ならば壁からは斜めでセッティング。
というわけで、レコーディングセミナのネタは以上です。ためになる内容ばかり、次のドラムレコーディングで多くを試してみたいと思います。
つづく

レコーディングセミナのメモ(その5)

土曜日, 12月 27th, 2008

このネタもTAM,HH,SD,トップと続いたので、残りはBDですね。

081207Recセミナ_5.jpg

 AUDIO TECHNICAのATM25を穴の中に突っ込み、奥の皮に近いところを狙っています。今回はロックドラムのセッティングということなので、アタックを強めるためにそうしています。BDの中に入れるのは、たいていダイナミックマイクです。コンデンサマイクは中に入れると痛みが早いので、まず使わないとのこと。ただし、外の皮をオフで狙う場合はコンデンサマイクを使うことがありますが、それでも痛みが早いので、BD専用(痛んでもあきらめがつく)ものを用意されるそうです。
 特にBDは、チューニングミュートなどで余韻をコントロールすることが重要。曲調にもよりますが、タイトで音数の多いBDの場合に、「ボーン」なんて余韻が長いとうるさくなってしまいますからね。今回はヘッドにガムテープをべたべた貼って余韻を押さえていました。BD、TAMのように音程が付いた音は、長く残ると他の楽器との不協和音が長く続く恐れがあるので、注意が必要です。
つづく