何度も書いたかも知れませんが、今回のレコーディングでは、ドラムやベースは1曲まるまる演奏しているわけではありません。スタジオの借用時間、プレイヤーの集中力などなど、時間に制約があるため、なるべくコピペで済む部分は録音しない方針で進めています。
で、最初に編集した表題の曲ですが、私もドラムパターンのコピペがまだ慣れていないということもあり、たくさん失敗をしています。つなぎ目がまずくて「パチン」というノイズが入ったり、何故かシンバルが入る場所が1小節づれていたり(これはフェイクなんだと心に言い聞かせて残しましたが。。。駄目ですね)。。。まぁいろいろありましたので、ドラムトラックは一から編集しなおしました。
録音時には必ず前後に音の入っていないのりしろを作るのですが、そののりしろはカットしないで前後のパートに重ねておくと、とても自然に音がつながります。どうもノイズが増幅されるからってカットしてはなんか空気間が切れる感じがします。
どうしてものりしろのないところ同士でくっつけなければならない場合も出てきます。そういうときは、なるべく前後のパターンでリズムが揺らいでところ、シンバル等のリリースが長いものが入っていないところを選びます。さらに、カットする位置は波形を確認した上で、音の立ち上がりの前や完全に音が切れた
位置を選びます。今回の場合、ドラムは4トラック使っていますが、それぞれのトラックでカット部分はゼロポイントを指定するべきでしょう。たとえステレオトラックであってもです。LとRで波形は違い、波の立ち上がりも違う場合があります。変な波形の位置で音をカットすると、「パチン」ノイズが入るだすよ。
とにかく波形のカットは慎重に。
こうやってのりしろも含めてドラムトラックを切り貼りして並べていくと、トラック数がたくさんないと困りますね。今回は24トラックも使いました。たくさんトラックあって助かったー(^^)
ドラムトラックスを並べた後は、2トラックづつマスタートラックにまとめ、マスタートラックのデータを編集トラックにswapすればドラムトラックのクソ面倒くさい編集作業は終了です。
その先は、これまでに培ったEQとCOMPのノウハウで、作品を仕上げなおしました。以下完成品です。お聴きください。
http://musictrack.jp/musics/6594
つづく