Sunday, December 22, 2024 23:27

ドラムパート加工

 ネタはドラムの話がほとんどですが、続けます。「Festa」という曲のドラム録音の結果がおもわしくないのです。どうも迫力がない。なんだかフロアタムを撫でているような音なのです。ドラムの鈴木さんにクレームしたところ、「あのタム廻しは撫でてしか叩けない」ということでした。7分程度の曲の頭から最後まで、延々フロアタムがリズムを刻むことでリズムの重さ、大地の響きを表現したかったのですが、なかなか人間が一人で表現できるようなアレンジではなかったのですね。スミマセン。。。
 その筋の情報によると、ドラムの音にはディストーションをかけると迫力が増すとのこと!この曲で試さずにどうする!ということでやってみました。ところが、D3200内臓エフェクトではステレオでディストーションをかけることができない、ということが判明。片方チャネルづつやるか、と悩んでいましたが、突如ナイスなアイデアが!
 シンセのTRITONにはディストーションとステレオの外部入力がある、D3200には2系統のAUX出力がある!ということで、TRITONのディストーションを使うことにしました。
 まず素直に1系統のディストーションにステレオ入力してみたところ、モノラル出力となってしまいました。TRITONのディストーション回路はステレオ対応されていないのです。まぁ当然か。TRITONのエフェクトはパラレルで5系統使えるので、迷わずL・R別にディストーションを分けて対応することでうまくいきました。

080917_TRI_DIS.jpg

 音の違いはこんな感じです。前半が加工前、後半が加工後です。
DR_DIS.mp3
 結構いい感じです。たまに音が割れるのはディストーションなので仕方がないか。
つづく

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