私は昨日、六本木STB139にてTRIXライブを見てきた。
。。。さぁ、どうやって言葉にすればよいのだろうか。
まず、TRIXは今年の新アルバム「IMPACT」からギターリストを変えた。
平井武士氏から、菰口雄矢氏へ。
新しいギターリストは、とても上手い。
人間アルペジエーターのような、正確でとても早い早弾き!
テクニックを駆使したギターソロ!
そして、彼が入ったことにより曲そのものも引き締まったものが入り、
あーTRIXはおふざけではなく正統派の方向に進化した。
ただ、今日のライブ会場は、
今までのような、あの爆発するかのような盛り上がりが、ない。
そもそも、新しいギターリストは笑わない。
肩こりの曲も、あまり首を曲げない。
Recollectionのサビでも、サイドステップを踏まない。
まぁ、それだけならまだ慣れていないから仕方がないだろう。
ただ、バンド全体の空気が変わってしまったのだ。
これまでTRIXといったら、
メンバ全員がニコニコしながら、馬鹿な振り付けして、
超絶技巧の演奏を涼しくこなす、という感じだったのだが、
曲や演奏の超絶技巧度が増したために、
ニコニコも馬鹿な振り付けもなくなったのだ。
いや、そんな次元の話ではない。
メンバーの「うれしい」「たのしい」という爆発的なエネルギーが
感じられなくなった。
これが、今日のあの会場の空気の実感だ。
へ?これまでのTRIXの盛り上がりの秘密は平井氏なのか?
彼のキャラが、あの盛り上がりすべてを作っていたのか???
これは検証しなくてはならない。
10月ごろに行われる平井氏のライブツアーで、
その秘密を確認してみよう。
とにかく、TRIXは今までと別物、と思ってライブを見ると、
十分楽しめましたよ。楽曲はめちゃくちゃかっこいいです。
ジャパニーズフュージョン好きは、まずCDを聴こう!